■ 植草氏の最新書「日本の独立」の一読を!
2010年11月24日(水)
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植草一秀氏の最新著書「日本の独立」(飛鳥新社)が植草氏より贈られてきた。500ページを超える力作である。途中まで読み進んだところすでに読み終えて書評まで書いておられる人がいることを知った。反骨の元外交官としてつとに有名な天木直人氏だ。数年前、民主党から立候補する予定だった天木氏に何度かお会いしたことがあるが最近はそのチャンスがないまま時が経ってしまった。 私は植草氏の痴漢容疑事件は検察のみならず小泉政権、清和会の画策であるばかりかそれらの背後には米国・国際金融資本の姿が見え隠れすると感じ植草氏の無罪を信じ、微力ながら支援してきた。最近の検察のデタラメぶりを見ればわかる通り彼らは“国際金融資本”にとって都合の悪い人物を国策捜査、国策逮捕の末、抹殺しようとしてきた。 植草氏は菅直人という政治家を徹底的に批判する。実は私は野党時代の菅さんは政治家として機能していたと思う。ところが内閣総理大臣という国のトップの座に就くと同時に攻めの姿勢は消えて守りに入ってしまった。いったい何を守るのか?ズバリ言って「国際金融資本の利益」である。恐らく菅さんは首相に就くと同時に巨大な権力の代理人から恫喝されたに違いない。沖縄の基地移転問題しかり、消費税アップをちらつかせたこと等、言動に一貫性がなくどこかオドオドしていて何かに怯えているようにさえ見える。 さて先を急ごう。今回は天木氏のブログに書かれた書評を転載させていただく。
(以下、転載)
植草一秀氏の新著「日本の独立」(飛鳥新社)の刊行を歓迎する 出版社を通じて植草一秀氏の最近著「日本の独立」(飛鳥新社)の献本を 受けた。510頁におよぶ大著であるが一晩かけて一気に通読した。
通読して、この書からほとばしる植草氏の執念と覚悟に感銘を受けた。
この書が貫くテーマは、小泉首相以降のこの国が、米国に操られた自民党 政治家、官僚、財界、メディアの結託によって、いかに反国民的な状態に置か れてきたか、という事である。
そしてその支配を担保してきたものが、「国策捜査」という名の警察・検察 ・司法官僚による作為的逮捕、捜査、裁判なのである。
このテーマについて書かれてきた本はこれまでにも数知れずある。
特に最近はそういった指摘が頻繁に見られるようになった。
植草氏はそれらの言説をほぼ網羅的に引用した上で、自らの知見と体験に基 づいて集大成した。
その内容の中には、私の「さらば同盟」の主張も引用されており、私がかねて から問題提起しているこの国の矛盾の数々が含まれている。
この書は、同じ考えを持つ者はもとより、世の中の仕組みに気づいていない 大多数の無邪気な国民にとって、必読の書である。
その一方で、そこで実名をあげて徹底的に批判されているこの国の権力者や それに与する人たちにとっては唾棄すべき書であろう。
この書と著者である植草氏は権力者たちから排斥され続けるであろう。
それを覚悟の上で植草氏はこの書を世に出した。そこに私は注目し歓迎する。
この書のもう一つの特徴は、小沢一郎という政治家の復権を望む最強の書 となっているところである。
小沢一郎にとっては政治家冥利に尽きる書である。
果たして小沢一郎は植草氏の期待に応える事ができるか・・・
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