本音のコラム

■ 「植草事件」に隠された闇 2007年03月08日(木) 
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 植草一秀事件を検証する会の高橋博彦氏が「月刊「紙の爆弾」4月号に「『植草事件』に隠された闇」と題して寄稿している。これは注目に値するものだ。副題にもあるように「メディア報道にみる欺瞞の時代の構造」にメスをあてている点がポイントだ。
 高橋さんは「神州の泉」というブログにほとんど毎日、自身が感じたことを更新している。ブログのタイトルの下にこう書かれている。

日本の「かたち」をとらえなおしてみたい。現実の風景も精神の風景も。 本来あるべき日本の姿とはどういうものだろうか。

 精神の荒廃をきたしている我が日本民族を憂えるばかり高橋さんはやむにやまれず書いているのだと思う。高橋さんとは植草事件の支援者の集まりで初めて会い、その後、彼の考え方と文章力に注目をしてきた。今密かに話題になっている「植草事件の真実」(ナビ出版)では高橋さんだけが堂々と実名で寄稿している。当局から睨まれかねないから実名はどうかな、と私が感想を述べたのだが彼はペンネームを拒否した。案の定、本が発売された直後に静岡の自宅に警察官が調査に来た。高橋さんが不在だったので直接対応はしなかったとはいえ、仕事の内容などを質問されたという。一市民に対して聞き込み調査を行うことは明らかに越権行為だと思う。
 高橋さんはこんな圧力に屈することはなかった。その証拠が月刊「紙の爆弾」への執筆である。本はもちろん、これを読めば「植草事件」の背景に暗い闇が存在することに気付くはずだ。

★神州の泉 http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/


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