本音のコラム

■ 星野さん、ちょっとヘンだぜ 2008年10月31日(金) 
 日本テレビ「ZERO」(10月30日放送)で司会者たちの質問に星野仙一さんが次のようなコメントを発した。その、どれもが、ちょっとヘンじゃない?というものだ。★印は私の感想。

<以下、発言の要約>
(1)WBCはプロ。五輪はアマ。
★へぇー、星野ジャパンはアマの選手で固められていたんですか?そうじゃないでしょ。他の種目の選手たちとは異なり選手村ではなく北京の高級ホテルに宿泊して豪華な食事をとっていた、というじゃないですか。そこには「俺たちはプロ。みんな高給取りなんだ」といううぬぼれが見え隠れしやしないか。「五輪はアマのスポーツ」なら星野さん、なぜ、あなたはプロの選手を束ねたチームの監督を引き受けたんですか?!

(2)WBCの監督について。日本シリーズの優勝チームの監督にすべきでは、との問いに「そうすると外国人監督になる恐れがある。それはまずい、ということです」と。
★えっ、どーしてまずいんですか。たとえ外国人であろうとも日本のプロ野球のチームの監督なんだから、なんの問題もないはずじゃありませんか、星野さん。ロッテのバレンタイン監督や広島カープのブラウン監督などは適任だと思うが。もっと言えば「原監督より野村監督の方が実績がありベターだと思うがいかがなものか。

(3)WBCで勝つためには2年前くらいからチームを結成してともにメシを食うとか遊ぶとかしてコミュニケーションをとる必要がある。
★要するに「仲良しグループ」になれ、ということなんだろーが、ペナントを争う、いわば敵同士が2年間も“和気あいあい”にやるなんてまったく不可能じゃないのか。こんなことはシロートの私でも判ることだ。

まとめ

そもそもWBCの存在はMLB(メジャー・リーグ・ベースボール)、つまりアメリカ主導による「野球ビジネスの世界支配」以外のなにものでもない。日本野球機構は彼らの下部組織に過ぎない。五輪から野球が排除された主たる原因はまさにMLBの世界戦略によるものではないのか。アマの大会である五輪野球などクソくらえ、というのが彼らの本音だろう。その五輪野球に「金(メダル)以外は要らない」などと豪語した星野前監督はピエロもいいところ、銅メダルすらとれなかったのだから物笑いになったのも当然と言えば当然かも。そこで最後に日本野球機構に問いかけたい。「WBCの監督が野村監督ではまずい理由を聞かせていただきたい」、と。


■ 新刊「マッド・アマノの謝罪の品格」11月中旬発売 2008年10月29日(水) 
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■ 手放しで喜べないノーベル賞受賞 2008年10月13日(月) 
 麻生内閣メールマガジン創刊号(2008/10/09)で首相はノーベル物理学賞を日本人が受賞したことについて手放しで喜んでいる。「日本人は、その底力にもっと自信を持っていい」とほざいているが、これはいささか脳天気にすぎやしないか。政治に底力がないからこそ国民は不安なのだ、ということを太郎ちゃんはちっとも気がついていないのだから困ったもんだ。受賞者の1人、米シカゴ大の南部陽一郎名誉教授は「日本の研究費は米国の八分の一」と語っていたことでも解るように研究費の少なさが原因で“頭脳流出”に歯止めがかからないらしい。以下、首相のメルマガに目を通していただきたい。
   
(引用、ここから)
●麻生太郎の「強く明るく」

[日本の底力]

 今年のノーベル物理学賞を、南部陽一郎さん、益川敏英さん、小林誠さん
が受賞されることになりました。さらに、昨夜、ノーベル化学賞を、下村脩
さんが受賞される、とのニュースが飛び込んできました。

 日本人によるノーベル賞の受賞は、6年ぶりの快挙。明るいニュースに、
さっそく、お祝いと感謝の電話を差し上げました。

 「科学にロマンを持つことが非常に重要だと思う。あこがれを持っていれ
ば、勉強しやすいと思うんですね。」

 益川先生からは、今の若い人たちへの力強いメッセージをいただきました。
何事にも、明るく、前向きに、取り組む姿勢。日本人の強さの源は、ここに
あるんじゃないかと思います。

 日本人は、その底力にもっと自信を持っていい。日本は、「強く明るく」
あらねばなりません。メルマガは、正式には今日が創刊号ですが、そうした
私の思いを、毎週皆さんに発信していきたいと思います。
(引用、ここまで)
★首相官邸 ホームページ
http://www.mmz.kantei.go.jp/jp/m-magazine/


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