■ 映画「ナショナル・トレジャー」とフリーメイソンの怪しい関係
2007年12月24日(月)
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| ディズニー制作の映画「ナショナル・トレジャー『リンカーン暗殺者の日記』」が一般公開された。前作「ナショナル・トレジャー」(2004年公開。2007年12月 23日テレビ朝日系で放送)と同様に「フリーメイソン」のイメージを都合のいいように作り上げている点でキケンな映画だ、という声が上がっている。 そんな折、「ナショナル・ストレンジャー『フセイン暗殺者の日記』」という映画が2008年正月早々、日米で同時公開される。 ストーリーはフセイン・イラク前大統領が隠したとされる大量破壊兵器を米軍が探し出す、という「秘宝探しのパロディー版」だ。しかし、どこを探しても見つからなかった。逆にホワイトハウスの地下室に隠れていたブッシュ大統領がフセインの秘密警察に拘束され密かにバグダッドに連行され人民広場でギロチン処刑される。このシーンはさすがにモザイクがかけられているがアムネスティから「人権問題だ」と抗議声明が出された。タイトルは「フセイン暗殺者...」だがフセインよりブッシュが悪者に仕立てられている点に注目。制作元のアルカイダ・プロダクションは「でも、そんなの関係ない。オッパッピー」とビデオ声明を発表。(中東のCNNこと「アルジャジーラ」が公開した) (註)ここまではパロディー ところで「ナショナル・トレジャー」はフセイン大統領が拘束された翌年の2004年に公開されている。物語は「秘宝探し」だが実はもっと重要なテーマが刷り込まれている。前述の通り「フリーメイソン」を広く知らしめる、というのが目的なのだ。ネットなどを通じて「フリーメイソンは秘密結社で“悪のシンボル”」というイメージがかなり全米を中心に伝搬していることを危惧した某裏権力=奥の院がバッド・イメージを払拭するためにディズニーに作らせた、というのが真相らしい。 9.11事件の実行犯はアルカイダではなくCIA・MI6(英国諜報機関)・モサド(イスラエル諜報機関)の共犯であり、その裏で糸を引くのがフリーメイソンである、という説が全米は愚かヨーロッパ諸国でも伝搬している。
前作「ナショナル・トレジャー」のあらすじ 「歴史学者であり冒険家のベン(ニコラス・ケイジ)は、テンプル騎士団の秘宝の謎を追っていた。謎に一歩近づいたベンだったが、資金提供者のイアン(ショーン・ビーン)と対立。イアンから秘密を守るために“アメリカ合衆国独立宣言書”を盗むはめになり……。(シネマトゥデイ)」 ここで注意しなければならないのは「独立の際に最も尽力したのがワシントンとフランクリン両大統領だった。この2人はフリーメイソンだった」というのだ。そこで映画は冒頭から1ドル紙幣の裏面の「ピラミッドに目玉(ルシファーの目)」こそが「フリーメイソンのシンボル」である、と強調する。その後、あらゆるシーンにシンボルが登場する。例えば「壁に描かれた目玉(ルシファー)」「秘宝の首飾りのルシファー」「コンパスと定規」「たいまつ(かがり火)」など。 ニューヨークの自由の女神像はフランスのフリーメイソンから寄贈されたもので本当の意味は「フリーメイソンがアメリカを支配している。愚かなお前たち(米国民)には理解できない」と言っている。また、1963年にケネディ大統領が暗殺された時、フリーメイソンはかがり火をアーリントン墓地のケネディの墓に立てた。ダラスの暗殺のあとデイリープラザのケネディが撃たれたところから数メートルのところにオベリスクを建て、その上にかがり火の彫刻を置いたのもフリーメイソンだ。(「大いなる秘密(下)223~224ページ」デーヴィッド・アイク著 三交社)
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