■ TVタックルと国会議員の癒着
2007年10月16日(火)
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| 平沢勝栄はれっきとした自民党の国会議員である。河村たかしは自称「総理を狙う男」として民主党のなかでも“鬼っ子”的存在である。同じく民主党の原口一博も含めてこのお三方はテレビ朝日の人気番組「TVタックル」の常連出演者である。 政治討論に駆り出されるのは当然だが番組の要請により「政界時代劇」と銘打つスペシャルお笑いタッチVTRに事もあろうに殿様や旗本、町人などのコスプレ的衣装で登場し寸劇を演じてきた。正確に数を数えたことはないが過去数年の間に一度や二度ではないことは確かだ。10月8日(月)に放送されたものには大村秀章、丸山和也(いずれも自民党)の二人が抜擢され常連3人とともに珍芸を披露した。 政治家が本業とは別にテレビ局の要請に応えて役者を演じることに私は以前から強い違和感を抱いていた。当サイトでも一度、批判したことがある。役者としての出演が政治家の品位を汚すだけではなくメディアとの癒着こそが大問題なのだ、ということを「役者」のみなさんはどこまで認識しているのだろうか。 朝青龍の仮病騒動や時津風部屋の弟子の過失致死事件、そして亀田親子問題などに批判の言葉を浴びせるコメンテーターは多いが「コスプレ政治家のテレビ局との癒着問題」にメスを入れるコメンテーターは皆無だ。そんなことをすれば明日から出演拒否をされかねないからね。
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