■ 竹中平蔵は要注意だ!
2007年06月30日(土)
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「ウェークアップ! ぷらす」(日本テレビ毎週土曜朝8時~)の6月30日の放送に生出演した竹中平蔵がとんでもない発言をした。どう見ても安倍政権をヨイショする以外の何物でもなかった。そもそも郵政民営化の道筋だけを作るために米国“奥の院”のバックアップのもとに小泉政権の大臣のポストに就いたにもかかわらず小泉首相の任期満了を機に突然議員を辞職してしまった。それもそのはず“民営化”の道筋が見えたのでお役ご免というわけなのだ。今はアカデミーヒルズ理事長にちゃっかりおさまっている竹中が何を偉そうに年金や郵政民営化の政府の施策を肯定するのか! 年金問題について竹中はいけしゃあしゃあと「これは労働問題なんです。社保庁の職員を全員解雇すればいいんです。安倍首相のやってることは間違いないんです」ときた。普通の会社ならこれほどの不祥事が発覚すれば経営者の退陣はもちろん存続すら危ぶまれるはずだが役所はその心配がないためばれるまで悪事を働くのだ。竹中には役所の責任という観念がまったく欠落しているばかりか国民が心底怒っていることに何ら痛痒を感じないのだ。 郵政民営化の正当性を例の調子でベラベラしゃべった竹中だが肝心の郵貯と簡保の約400兆円からの国民の預金が米国に流れかねないという民営化最大の問題点にはまったく触れずじまい。テーマである「民営化まで3か月 郵便局はどう変わるの?」を見ても分かるとおり番組は問題を郵便局の存亡に焦点を当てて話を矮小化しようとしている。つまり最も重要な事から目をそらそうとしているのだ。 司会の辛坊治郎が竹中に向けて「ごもっともな意見です。政界に復帰されてはいかがですか」と話しかけると「それとこれとは違います」と竹中は理屈にならない返答をした。辛坊にとっては最大の皮肉を込めたものだったはずだが竹中にはそのジョークを理解するセンスが欠如していた。 竹中という男は小泉を筆頭に“売国奴”軍団の一員である。こんな男の発言に騙されてはいけないのだが視聴者のほとんどがいわゆるB層だから始末が悪い。 ついでに言うがコメンテーターとして出演していた森本敏の発言も最悪だった。辛坊が民営化について聞いたのに対してそれをまったく無視してとうとうと年金問題の安倍政権の対処の仕方を肯定していた。多分、首相官邸筋からこのことだけを発言してもらいたい、と要請があったのだろう。 ★アカデミーヒルズについてはいずれ詳細に書くつもり。 ★註 B層とは「IQ」が比較的低く主に主婦や教育レベルの低い若年層、高齢者層を指すものとされる。(ウィキペディア)
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