■ 松岡利勝農水相と秘書の自殺の相関関係
2007年05月28日(月)
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松岡農水相が5月28日午後2時頃、自殺した。つい1週間ほど前に地元事務所の損保代理店社長の自殺と関連があるのだろうか?この社長は松岡氏の周辺者だけに口封じのために殺されたのでは、という憶測も飛び交っているらしい。 国会議員の自殺は過去に中川一郎(1983)、新井将敬(1998)、永岡洋治(2005)などが記憶に残るものだがとくに中川、新井両氏の死については果たして自殺か、という疑念が残った。今回の松岡農水相のケースももしかすると他殺かも知れない。とは言え現時点ではその証拠は出ていないし恐らく今後も出ないだろうから他殺と断定することはできない。第一発見者は秘書とSPということだが警察による現場検証の結果を包み隠さず公開すべきだ。まっ、首相官邸にそれを期待するのは無理だが…。
一夜明けた29日の早朝のテレビから新聞に至るまで松岡農相の自殺に関するニュースで埋め尽くされた。 自殺の部屋の机に8通の遺書らしきものが整然と並べられていたという。私はこの遺書の存在は非常に疑わしいと思う。つまり本人の直筆かどうか筆跡鑑定もしていないのだから、にわかに信じてはいけない。秘書が「明らかに先生のものです」と証言したとは報じられていないばかりか便せんに入っていない2通の内容がなぜか早々とマスメディァに伝わっていて全文を紹介しているのだ。この手回しの良さは何だろう?警察や地検の独断で出来ることではないはずだから誰かが裏でコントロールしている、と見るべきだと私は思う。 そもそもドアにひもを引っかけて首つりした、というのも怪しい。最もおかしいことは検死をせずに遺体を故郷の熊本に移送させたことだ。少なくとも服毒自殺か他殺かを見極めるために検死をするのが常識のはずだが中川一郎氏の時と同様に検死はない。 松岡氏の死により最もトクをしたのは誰か?それは安倍首相しかいない。もし松岡逮捕があれば嫌疑が安倍首相にまで及ぶ可能性があるからではないだろうか。あのホリエモンが逮捕・長期監禁された事件を思い出すのだがあの時も武部幹事長のスキャンダルから始まって安倍への追及が行われかねなかった。それを阻止すべくホリエモンを悪者に仕立てた。沖縄で自殺したとされた(明らかに変死であるにもかかわらず)野口氏の事件を思い起こすべきだ。 巨悪に司法の手が伸びるとキーマンが逮捕されるか殺される。松岡氏の死によって一件落着、幕引きだと考える安倍政権は“悪魔”以外の何者でもないじゃないか。
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