■ 昭和天皇靖国参拝中止理由のメモは胡散臭い
2006年07月21日(金)
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元宮内庁長官メモが突然公開され波紋を投げかけているけれどこれってなんだか胡散臭いと思いません? 日本経済新聞のスクープだそうだが本当にスクープかどうか疑わしい。なぜ今、公開なのか、ということを考える必要がある。もしかしたら8月15日の首相の靖国参拝に反対する勢力が仕掛けたんじゃないのかと邪推したくなる。(多分、図星だと思うけれどね) 反対勢力は「A級戦犯が合祀されたことを理由昭和天皇が参拝を中止したのだから小泉首相もこれにならって中止すべきだ」と言いたいのだろう。 私は遺族(ワイフの父親がニューギニアで戦死。遺骨は戻らない)の立場から小泉首相の参拝には反対だ。その理由は参拝を単なるパフォーマンスとして演じているから。参拝する、しないは「心の問題」と首相は言うけれど恐らく任期満了後の来年以降は一切、参拝しないと思う。これは確信をもって言える。なぜならば首相就任前には参拝したことがないからだ。(小泉さん、もしこれに異論があるならデータを示しなさい) 「A級戦犯」とはそもそも何か?戦犯としたのは戦勝国の独断的裁判の結果であること。合祀されたA級戦犯は確かに当時の日本を代表する指導者ではあった。しかし、戦勝国が裁判で主張した「共謀罪」にあたるものかどうかは大いに疑問が残る、と国際法の専門家らの間で語られているのも事実。この問題を掘り下げていくと「東京裁判の不当性」に触れざるを得なくなる。
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