食と健康

 自ら「糖尿病患者」となり改めて「食と健康」について見つめ直すことになった。同時に「医療のカラクリ」を知ることになり医者任せでは治るものも治らないことに気づく。さてさて、「これで良いんだろうか? 良いはずがない!」と自問自答。医療業界が隠したがる治療効果のある代替治療法や食についての情報を紹介していくことにする。ちなみに私は現在、インスリン注射なしで血糖値(ヘモグロビンA1C)が5.8となり正常値をキープするに至っている。

合併症の検査 No.32010.1.7
 話が前後するが総合病院の診療に至る過程について簡単に触れることにする。
 2008年1月あたりから月一回の血糖値の検査を始め、その結果、6%台から7に上昇し近所の掛かり付けの医師から「食事のカロリー制限と運動」を忠告された私はとりあえず書店で二冊の本を買って読み始めた。その本とは「血糖値がみるみる下がる100のコツ」(主婦の友社編)と「糖尿病の治療と食事」(成美堂出版)である。
 私は斜め読み、もっぱらワイフにしっかり読んでもらった、というのが正直なところだ。改めて今読み直してみると大いに参考になることが書かれていることに気づく。参考文献については以降現在に至るまでかなりの量読んだ。ただ言えることは患者にとって適切な本はどれか、選択眼がないだけに混乱しかねない。最近は知恵がついたのでいずれ適切な本を選んでみようと思う。
 総合病院での診察前までは朝起きると甘いスナックを食べながらテレビを見る、という私に対してワイフは空腹時に甘いものを胃に入れることは良くない、としばしば忠告。それでもクセがついているせいかついついスナックに手を出してしまったものだ。運動も冬場は寒いから、とできるだけさぼろうとする。食事も好物のコロッケやトンカツなどの揚げ物を相変わらず所望する。私の過去の食生活については恐らく今から30年前の滞米生活時代にまで遡らねばならないだろう。いずれ詳述するつもりだ。
ところで、カロリー制限を意識し始めたのは血糖値が7を越えてからだ。とは言え、それでもヘモグロビンA1Cという聞き慣れない血糖値を意識し始めるにはかなり月日が経った。昨年2009年の2月あたりから血糖値が急激に上昇し、掛かり付けの医師から「総合病院行き」を言い渡され3月31日に都内・お茶の水の順天堂医院糖尿病内科の診療を受けた。その時の血糖値は9。血糖値を下げるためインスリン注射をすることになった。これはインスリンを補い、血糖をコントロールするというもの。ノボラピッド注フレックスペン。その名の通り万年筆型をしたもので使い捨ての針を取り付けるだけで腹部の柔らかいところに自分で注射する。チクリとするだけでほとんど痛みはない。ワイフは「見てられない」と目を背けるが…。投与は一日食前3回、量は4単位。重症の人は一回16という多量投与となることもある。飲み薬は高脂血症を改善するためクレストール錠2.5MGを一日一回夕食後一錠。
 2回目診療4月6日、A1Cはなんと11に跳ね上がっていた。最も恐れる「合併症」併発の可能性大だという。予約通り合併症の有無を調べるため「冠動脈CT」「心臓超音波」「心電図」の検査をすることになった。念のため眼科の検査も勧められたが直ちに予約は入れなかった。



CGI-design