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「食と健康」は最も重要なテーマであることは間違いない。ところがこの最重要問題が実は国際金融資本に牛耳られている。このことに気づいている国民は少ないのではないだろうか。それもそのはず、マスメディアがほとんど報じないからだ。
その理由はこうだ。マスメディアが国際金融資本にコントロールされているから。それより何より日本国政府そのものが終戦以降、今日に至るまで彼らに監視されコントロールされているのだから何をかいわんやなのだ。 「『アメリカ小麦戦略』と日本人の食生活」(鈴木猛夫著・藤原書店)の帯(腰巻き)に次のように書かれている。 「第二次大戦後、アメリカの余剰小麦が日本の学校給食に供給され、日本人の食生活は劇的に洋食化し、西洋の食材に基づいた『栄養』を捉えるようになってしまった。 食料行政と食品業界のタブー=“アメリカの小麦戦略”の真相に迫り、非精白米を基本にした、風土にあった食生活の復活を訴える」。
「アメリカ小麦戦略」とは何か?
著者の鈴木氏はまえがきで端的に指摘する。 ★ 「アメリカの官民挙げての、日本を標的にした極めて政治的な農産物、家畜飼料の売り込み作戦であった。」 ★ 「その作戦内容を知ると厚生省が何故これほどまでに欧米流栄養学の普及に熱心であったか理解できる。バン、牛乳、肉類、卵、油、乳製品等のいわゆる洋食材料の供給元はアメリカで、それらの食品を日本ですんなり消費してもらうには、何故それが優れた食品であるかの科学的説明が必要だった。そのために欧米流の栄養学(いわゆる現代栄養学)が最大限活用され栄養学校で教育され、欧米流食生活が望ましいと繰り返し国民は啓蒙された。」
「啓蒙された」は「洗脳された」と読むべきだろう。つまり、アメリカは敗戦国日本の食生活を自分たちの商売に有利にするために根本的に変えようとした、ということだ。その結果、日本人の健康は害されることになる。今、問題になっている「生活習慣病」の原因は突き詰めれば「食」にあることは言うまでもないだろう。パンをはじめパスタ、ピザ、らーめんなど小麦類、牛乳、肉類などの摂取にブレーキをかければ自ずと生活習慣病は快方に向かう。
「病気にならない生き方」の著者であり米国アルバート・アインシュタイン医科大学外科教授の新谷弘実氏は「牛乳ほど消化の悪い食物はないといっても過言ではありません。」「牛乳に含まれるタンパク質の約8割を占める『カゼイン』は、胃に入るとすぐに固まってしまい、消化がとても悪いのです」と牛乳の危険性を説いているがさらに牛乳は「過酸化脂質」となり「酸化が進んだ油」、わかりやすく言うと「錆びた油」だという。これは活性酸素同様、体に非常に悪い影響を及ぼすという。 新谷教授は「牛乳・乳製品」がアトピーの原因であり、これをやめれば治癒すると説いている。 ★ 参考文献 「『アメリカ小麦戦略』と日本人の食生活」鈴木猛夫著 藤原書店 「病気にならない生き方(1)」新谷弘実著 サンマーク出版 「牛乳には危険がいっぱい?」東洋経済新報社 「食料植民地ニッポン」青沼陽一郎著 小学館
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