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永田町から<民主>皆既日食がよく見えますよ2009.7.21
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 7月22日はトカラ列島は曇り空のため残念ながら皆既日食は観察できそうにありませんが自民党本部のある永田町界隈の上空は政権交代の危機に瀕している状況を象徴するかのように曇天もしくは雷雨という予報ですが民主党支持の方にはよく見えます。
 中川秀直氏を筆頭に麻生降ろしに躍起になっていた議員たちは台風が去った翌朝のような顔をしてイケシャアシャアと「麻生支持」を表明し、なんと首相と握手までしてみせるという節操のなさ。
 東国原知事の担ぎ出しに大失敗して選対委員長を自主的に辞任届けを出し「預かり」となっている古賀誠氏まで「自民党万歳」などとハシャグ始末。
 麻生首相は己の不甲斐なさこそが自民党の凋落に拍車をかけたことをちょっぴり反省してみせたものの「経済を立て直すためには麻生しかいない」ことを強調しつつ「続投」を高らかに宣言。厚顔無恥を通り越してまったく有権者の気持ちを察する能力にかけていることをテレビを通じて国民に知らしめてしまった。もはや多くの国民は自民党より民主党にやらせてみよう、という気持ちにCHANGEしているのだが、首相にはそれが見えない。

★「皆既日食」とは「民主党(太陽)」「自民党(地球)」「公明党(月)」が真っ直ぐきれいに並んだとき、地球からは民主党が自民党をさえぎって見え、約6分間お先真っ暗になる現象のこと。解散の日から40日後の8月30日から9月1日にかけて自民党は総選挙に大敗を喫し、下野すると見られている。

★この作品は月刊「創」8月号(7月7日発売)連載パロディー「風刺天国」に掲載されたものです。


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