本音のコラム

■ 銀座街づくり会議 2004年04月25日(日) 
 何年か前に銀座数寄屋橋交差点の近く、晴海通り沿い角に薬品店がオープンしたとき、正直言って私は「なんだコレは、銀座にそぐわないじゃないか!」といぶかしく思ったものだ。道を隔てたところにすでに同業のフランス系の店があり、その店構えは品が良く好感の持てるものだったがまもなく撤退してしまった。"銀座にそぐわない"薬品店はビルの壁に巨大な「薬」という看板を掲げていて全体の色彩は黄色に統一、「どーだ、このイエローが目に入らぬかぁ!」と叫んでいるみたいなのだ。ティッシュ・ペーパーやトイレット・ペーパー類の箱などが歩道にはみ出さんばかりの勢い。創業者の名前を店名にしているこの店は善し悪しは別にして従来の薬品店のイメージをまったく変えてしまった。わがワイフなどは「一流ファッション・ブランドなどの店が軒を並べているのに、あの店の出現で二流になった」と品の悪い銀座を嘆いている。そんな折、銀座の景観を守ろう、と銀座通連合会と全銀座会が「銀座街づくり会議」を発足させた(本紙四月二十三日)。町並みにそぐわない派手な広告看板や、チェーン店などの進出の是非について考え、銀座らしさを探る目的で専門家を招いてシンポジウムを開くという。「期待してまーす」とワイフが一言発した。
(東京新聞「本音のコラム #61」 2004/4/25)


■ 首相の"人質解放"独白 2004年04月18日(日) 
 小泉首相の独断と偏見とも言える独白テープを入手した。「人質三人が解放されたのは家族の皆さんの訴えよりも私の努力のたまものだ。米軍は劣化ウラン弾を使用していない、という立場のわが国が"劣化ウラン弾は危険"という絵本を作ろうとしている若者を救出しなければならない、というのも皮肉な話だ。イラクへの渡航を見合わせるように、と国が警告しているのにあえて入ったのだから拘束されたのは自業自得だ。自衛隊派遣に反対するなど政府を批判しておきながら子どもの救出は私に頼み込む、という家族の皆さんの言動はいかがなものかと思う。とは言っても、人質にもしものことが起きたりしたら私の首は確実に飛んだにちがいない。こんな事件で私は首相の座を開け放ちたくはなかった。だからムダだとは思いながらも何億円という税金を投入して救出せざるをえなかった。無事帰国した三人が『武装グループは意外にも手荒い扱いはしなかった』などと言わないでいただきたい。ましてや劣化ウラン弾を使用した米軍の責任を追及するような発言は慎むべきだ。ブッシュ大統領のご機嫌を損ねたら経済制裁を受けかねない。そんなわけで多くのイラク市民が米軍に殺されようと、わが国は見て見ぬふりするしかないのだ」
★ このテープは信憑性に欠く、との判断から声紋分析を行うことにした。
(東京新聞「本音のコラム #60」 2004/4/18)


■ 非戦闘地域? 2004年04月11日(日) 
 外務省の「海外安全ホームページ」に「イラクに対する渡航情報(危険情報)の発出(3月19日)」と題してイラクへの渡航を予定している人及びすでに滞在している人に向けて次のように警告している。「治安は依然安定せず、武装勢力によるテロ攻撃が頻発しています。(中略)日本人や日本の関連施設等がテロ攻撃の標的となる可能性は依然として排除されません。(中略)つきましては、イラクに滞在されている全ての邦人の方々に対し引き続き待避を勧告します。また、イラクへの渡航については、如何なる目的であれ、情勢が安定するまでの間延期してください」。
 さて、拉致された3人はこの警告を知らなかったのかそれとも無視したのだろうか?いずれにしても、この程度の「警告・勧告」では決して十分とは言えないと思う。ましてや福田官房長官をはじめ官邸筋は爆弾が飛来しても「自衛隊宿営地のサマワは"非戦闘地域"」と豪語しているのだから3人が外務省の警告を軽く見たとしてもその非を責めることはできない。むしろブッシュ大統領の顔色をうかがって「イラク全土が戦闘地域、ということを隠し、危険性を明確に国民に知らせる義務を怠った」という点で小泉首相の責任は重い。
(東京新聞「本音のコラム #59」 2004/4/11)


■ テロ軽視説のカラクリ 2004年04月04日(日) 
 ブッシュ大統領とテロ対策担当だったクラーク元補佐官の極秘会話が録音されたテープを入手した、というある人物から聞いた話のほんの一部だけを公開する。未公開を条件とするので、くれぐれも"ここだけの話"に止めておいていただきたい。
●ブッシュ 「9.11同時多発テロはホワイトハウスの自作自演じゃないか、という噂がとくにインターネットで世界中に広がっている。これはまずい」
★クラーク 「犯人はアルカイダ、という嘘がバレると選挙で不利になる」
●ブッシュ 「何かグッドアイデアはないか?」
★クラーク 「テロ発生で大慌てするホワイトハウスの模様をドキュメンタリー・タッチで本にまとめましょう。タイトルは『すべての敵に対して』」
●ブッシュ 「テロ対策を怠った罪は重い、と国民から批判を食らいそうだが」
★クラーク 「自作自演がバレるよりはよほどマシでしょうが」
●ブッシュ 「オーケー、一か八かそれで行ってみよう!」
 実はこの話は真実か、はたまた自作自演かは定かではない、ということをお断りしておきます。
(東京新聞「本音のコラム #58」 2004/4/4)


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